プレゼント オレ日記
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素敵な画像でシャドーセックス。今夜もセックスマイセルフ。
■回覧板
■2020.5.11 読み返して恥ずかしい投稿を削除しています。

■オーダーメイド 


人間が製氷機で作られているのなら、それで全ては解決する。君が説明書通りに作られているのなら、僕が町工場で作られているのなら。

こんな丸すぎる地球の、こんな広すぎる世界の小さすぎる町で偶然に出会った君と僕。腕の太さも、足の長さも、肌の柔らかさも、鼻の高さも指のカタチもまったく違うふたり。

なのに製氷機で作られたように、説明書通りに作られたように、町工場で寸分狂わず作られたように、君と僕はぴたっと重なり合う。

手を握れば、少しも隙間のない真空状態。腕枕をすれば、僕の筋肉の流線型と君の首筋のラインが一致する。キスをすれば僕の唇と君のクチビルが離れない。裸と裸で交われば窮屈過ぎる程のそれ専用、まるで神様が仕立てたオーダーメイド。

僕らがロシアで生まれていたならば、それはきっと世界一簡単なテトリスだ。無駄なパーツが落ちてこないし、全てがぴたっと組み合わさる。

天文学も生物学でも、科学でも数学でも、考古学でも宗教学でも解明出来ないこの奇跡。運命なんて安っぽい言葉を使いたくないくらい運命的だ。

だからこれからもずっとぴったり。



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[ 2019/07/19 05:16 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(3)

●あの時の誰かに 


コンビニっぽいエンスストアで、お弁当を万引きしようと思ったのですが、万引きした場合は温めてもらえない気がして、仕方なくお金を払いました。

「温めますか?」と聞かれたので温めてもらったのですが、最近のエンスストアって結構話しかけてくるじゃないですか。それが苦手でめんどくさいんですよ。

「お箸はおひとつでよろしいですか?」とか「スプーンはお入れしときますか?」とか「Tポイントカードはお持ちですか?」とか「ご一緒に揚げたてのチキンはいかがですか?」とか。

いやいやこちとらお弁当と一緒に特保のお茶も買ってるし、そんな体脂肪を気にしてそうな奴に揚げたてのチキンなんて勧めてくるなよと。

その後も「冷たい物と温かい物は袋を別々にいたしますか?」とか「レシートはご入用ですか?」とか次々に質問してくるから、どんどんどんどんだんだんだんだんイライライライラしてきてしまって

「うるさい!もう全部いらん!!」
「はよして!」
「はよ!」

と店員の質問を遮るように全反撃(フルカウンター)で返したら、チンと温められたお弁当をそのまま渡されてしまって、いやいや全部いらんとは言いましたけれども袋はください、袋だけはくださいと今更言えずに熱々のお弁当を直で持った為に指先がヒリヒリしてたので今まで更新出来ませんでした。

でもね、やっぱりあの頃が一番楽しくて、世界中を飛び交う電波の隅っこで確かにそれは存在していて、その記憶と思い出に何かを求めて、何度もここにアクセスはしていました。

この社会という荒波の中で、自分の存在意義を失ってしまった時や深い孤独に飲み込まれてしまった時、そんな時にみんなのコメントを読み返して元気を貰いました。この場では少なくとも存在意義があったのだと。孤独ではなかったのだと。

そして自分で書いた文章を読み返して笑ったり、その文章を書いた理由を懐かしがったり、これはどこを面白いと思って書いたのだろうと恥ずかしくなったり。

もう画像を探す気力もないし、想像力も妄想力もとっくに枯れ果てた。もうここには誰もいないので、もう少し休憩しながらひとりごと。

この間にみんな年齢を重ねて忙しくなった。偉くなったり、結婚したり、疲れたり、連絡先がわからなくなったり、各地では震災が発生したり、みんな元気かな。

ポッカリ月が出ましたら、
舟を浮べて出掛けましょう。
波はヒタヒタ打つでしょう、
風も少しはあるでしょう。



[ 2019/07/17 05:36 ] ●寝言 | トラックバック(-) | CM(6)

■カラフルなヒヨコ 


でもやっぱり黄色がいいね。

ピンクのヒヨコに、水色ヒヨコ。
真っ赤なヒヨコに、ダイダイ色のヒヨコ。

まるでマーブルチョコ。
例えるならばジェリービーンズ。

だって可愛いんだもん。
本当の色ではないけれども。

だって愛してしまうもの。
誰かに塗られた色だけれど。

普通の色より、明るく綺麗だし。
普通のヒヨコより、きっと注目されるだろうし。

それを可哀想だと思うアナタ。
アナタの本当の色は何色なの?

本当の色を隠すように、偽物の色で全てを染めて。
そして疲れて、悩んで、また疲れて。

たまにはスッキリ洗い流して
ゆっくりするのもいいんじゃない?



[ 2010/04/10 01:16 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(22)

■この手に掴まれ 


ほれ

何もひとりで悩むことはないんだ。時には誰かの手を借りたっていいんだぜ。


この世は上手く作られていて、ひとりで乗り越えられる壁と、ひとりじゃ乗り越えられない壁の二種類が用意されている。お前は今、後者の壁に出会っただけだ。さぁ手を貸してやるよ。


ひとりひとりは個だ。しかしそれ以前に群だ。それが共存共栄、この世界のシステムになっている。たったひとりで生きられるのならば、それ以前に男も女もないさ。つまりお前は生まれてすらいない。


いつも誰かが手を差し伸べているんだぜ。お前がそれに気付いていないだけだ。絶望で真っ暗だと思っていた世界、電気を点けてみると救いの手だらけだったって事もある。つまり自分の殻に籠っていただけなんだ。


自分には誰もいないだなんて、誰かが作った惣菜食べながら何を言っているんだ。もう死にたいだなんて何を言っているんだ。お前が精子だった頃、誰にも負けずに必死で卵子まで泳いだんだろ。生きたいと必死で。


生きるんだよ。何も難しいことなんてない。人生なんて死ぬまで生きればいいだけなんだよ。時には誰かの手を借りてでも。誰かに甘えてでも、誰かにすがってでも。


今のお前のその悩みは、お前がひとりで背負うから重たいんだ。ふたりで背負えば半分でいいし、五人でも集まれば片手で持てる。お前の悩みはそれくらいの重さなんだよ。格好つけてひとりで持つから重くて仕方ない。


さぁ、遠慮せずに掴まれ。






ほれほれ

あ、きび団子は前金、いや前団子でちょうだい。








さあ

「あれ、きび団子どこに入れたかな?」

プルプル

「あれ、確かここに入れたはずなんだけど…」

なにしよん?

「あれ? どこにやったっけな?」

手が痺れてきたってば

「ちょ、待って」

プルプルプル

はよ。



[ 2009/09/23 04:08 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(3)

■愛 


さようなら、おやすみ、またいつか。


僕がこの世に生まれてきた事を
喜んでくれて、心からありがとう。


僕という小さな存在を
愛してくれて、本当にありがとう。


君がそこにいた事実だけで
素晴らしい一生を送ることが出来ました。


君と出会えたそれだけで
幸せに包まれた一生を送ることが出来ました。


これを運命と呼ばずして
何を運命と呼ぶのでしょうか。


僕が生まれてきた理由は
君に出会う為だったのでしょう。


それを受け入れてくれて、どうもありがとう。


君の人生に干渉させてくれた
ただそれだけが、それだけが幸せです。


僕の人生に干渉してくれた
ただそれだけで、それだけで幸せです。


君のおかげで、この一生を楽しく過ごせました。
君は何もわかっちゃいないだろうけれど。


この愛を表現するには「愛してる」という言葉じゃ足りない。
この愛は、たった五文字の言葉じゃ表現出来ない。


それに代わる言葉は見つからないから
だから僕は君にキスをした。


そして君の事を想い続けた。
そして君の幸せを願い続けた。


そして君を愛し続けた。
ただひたすら君だけを愛し続けた。


そしてそれ以上の表現方法を探し続けた!
抱きしめる事以外に、君に愛を伝える方法を!


僕は君に忠誠を誓った!
君の笑顔が見れるなら、時にはおどけたふりもした!


しかし、しかしまだそれでは足りない!


表現が足りない!

時間が足りない!

言葉が足りない!

愛が足りない!

愛が足りない!

愛は足りたとしても、それでも愛が足りない!


愛とは何かと考えた!

答えなんて簡単だ!

ただひたすら愛すことだ!


君の過去も!今も!未来も!
手も!髪も!唇も!仕草も!皆!


会えない時も!今のこの一瞬すら!


愛す!愛す!愛す!愛す!
いついかなる時でも、君を愛す!


君の鼓膜が破れるまで、ひたすら愛を伝え続ける!
君の瞳が乾くまで、ただひたすら愛を送り続ける!


愛を!愛を!愛を!愛を!愛を!


君が笑ってくれるなら、僕はドブに落ちてみせよう!
君が悲しんでいるなら、僕は一緒に泣いてあげよう!


君が頼ってくれるなら、僕は精一杯強がってみせよう!
君が幸せになるのなら、僕はもっと幸せになってみせよう!


死んでも!死んでも!それでもなお!


そろそろ、お迎えの時間がきたようです。
君の悲しみが少しでも薄れるならば、ひとりで死ぬのも怖くない。


君はその楽しい夢の中、僕はひっそりと消え去ります。
君はその夢の続きを、楽しい続きを明日そのまま叶えてください。


明日が晴れたなら、青い空を眩しげに見上げてください。
もう僕はその時しか、君の顔を見ることが出来ません。


雨ならば、雨ならば足元にお気をつけて歩いてください。
君が滑って転ばないように、僕は見守っているからね。


だから平気、これから何があったって平気。


それでも君が死を怖がるならば
僕が先に確かめてくるからね、死の先にあるものを。








さよなら

それではさようなら、おやすみ、またいつか。
足りないけれども、愛してる。



[ 2009/09/21 04:24 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(7)

■それでも従わざるを得ない! 


指示を!指示を!指示を!指示を!

テレビのリモコン!
ビデオのリモコン!
DVDのリモコン!
エアコンのリモコン!

扇風機のリモコン!
照明のリモコン!
コンポのリモコン!
ゲームのリモコン!

気が付けばテーブルの上はリモコンだらけじゃないか!

ボタンひとつで起動させて!
ボタンひとつで制御して!
ボタンひとつで電源を切って!

リモートコントロールによって支配しているつもりか!

社会という名のリモコンに!
会社という名のリモコンに!
上司という名のリモコンに!

人生をリモートコントロールされているくせに!

電源を!
設定を!
ボリュームを!
チャンネルを!

楽しさを!
苦しさを!
活動を!
目的を!

全て全て全て全てリモートコントロールされているくせに!

そうだオレ達は、まるで機械じゃないか!
赤外線の発信を待っているだけの機械じゃないか!

電源を!
設定を!
ボリュームを!
チャンネルを!

行き先を!
遣り甲斐を!
時間すら!
明日すら!

全て全て全てまるでリモートコントロールされている故に!

そうだオレ達は、まさに機械じゃないか!
電波の信号を待っているだけの機械じゃないか!

かしこまりました!
了解致しました!
少々お待ち下さい!
申し訳ございません!

与えられた指示に従います!
赤外線を浴びせてください!
従わない場合は壊してください!
それは誤作動なのですから!

社会という名のリモコンで!
会社という名のリモコンで!
上司という名のリモコンで!

仕事という名のリモコンで!
権力という名のリモコンで!
使命という名のリモコンで!

電源を!
設定を!
ボリュームを!
チャンネルを!

即座に!
受信して!
正確な!
レスポンスを!

電源を!
設定を!
ボリュームを!
チャンネルを!

活動を!
目的を!
時間すら!
明日すら!

喜びすら!
怒りすら!
哀しみすら!
楽しみすら!

間違いでも!
陰智機でも!
不確かでも!
出鱈目でも!

只管!
只管!
只管!
只管!

電波を!
赤外線を!
指示を!
命令を!

繰り返し!
繰り返し!
繰り返し!
繰り返し!

異議を唱えず!
文句を言わず!
感情を出さず!
愚痴を溢さず!

操作を!
再生を!
起動を!
確認を!

繰り返し!
繰り返し!
繰り返し!
繰り返し!

リモコンで!
リモコンで!
リモコンで!
リモコンで!

まさにまさにまさにリモートコントロールされている機械じゃないか!

天は人の上に人を作らずと言うならば!
誰がリモコンでリモートコントロールしていると言うのだ!

それでも従わざるを得ない!
それでも従わざるを得ない!



[ 2009/09/01 02:44 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(3)

■もう行かなくちゃ 


パンパンパンと銃声が鳴り響く度、僕の仲間が次々と倒れる。


パンパンパン、パンパンパン。

ムードメーカーだったあいつも、泣き虫だったあいつも。
頭が良くて、博士と呼ばれていたあいつも。


パンパンパン、パンパンパン。

足が速かったあいつも、食いしん坊だったあいつも。
彼女が出来て、とても喜んでいたあいつも。


パンパンパン、パンパンパン。

おしゃれだったあいつも、無邪気だったあいつも。
ケンカじゃ誰にも負けなかったあいつも。


最後の夜は、お国の為にと笑ってさ。
僕らの未来を、この国の未来と差し替えてさ。


生きて帰れるわけはないのに、生きて帰ろうと約束してさ。
生きて帰りたいのに、一緒に死のうなんて約束してさ。


あいつが言ってたんだ。
誰が一番多く殺せるか賭けをしようって。


でも、みんなは笑ったんだ。
誰が一番多く撃たれるかの間違いじゃないのかって。


みんな最初から知ってたんだ。
僕らが誰かを殺しても、世界は何も変わらない事を。


そして全員、下を向いて黙り込みました。
誰が泣いていたなんて、そんなもの涙で見えませんでした。


父さんは強き人でした。
母さんは優しき人でした。

だから僕には、素晴らしい仲間が出来ました。








お前ら待ってよ

さよなら、父さん母さん。

あいつらが僕を呼んでいる。


パンパンパン。



[ 2009/08/17 01:41 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(1)

■自分時間 


オレの名前は小林辰夫、42歳の双子座。


地方の田舎町で生まれ、高校卒業後、小さな工場に就職した。やがてその工場は不景気により倒産し、工場長の紹介でこの街へやってきた。


その時の貯金を敷金とし、あまり綺麗とは言えないアパートを借りた。新しい職場まで徒歩10分、近所にスーパーもあるし、電車に乗れば東京にも行ける。それでこの家賃は安い。


工場長が紹介してくれた職場は、地場では有名な食品工場。オレはそこでラインの一部となって、毎日ひたすら食品の検品作業をしていた。夏の暑い日も、雨の日も雪の日も、ただひたすら流れてくる食品を検品していた。


手取りも少なく、休みも取れず、連日残業で帰りも遅くなっていたけれど、それはそれで満足していた。会社の倒産を経験すると、働ける場所があるだけラッキーと感じるようになっていた。


そして元号は平成へと変わったが、オレはいつも通り食品を検品していた。給料は変わらないものの、出荷数は増加し、作業は忙しくなる一方だった。そしてある日を境に、ライン作業員として派遣会社からアルバイトが応援にくるようになった。


社長はその派遣会社の営業マン(マンとは言っても女性だが)と愛人関係に陥り、昼だというのにラブホテルへと消えていく毎日。今考えるとそれは営業の罠だったのだろう。社長はその女の言いなりに、どんどん派遣アルバイトを増員していった。


そうするとシワ寄せが来るのが、オレら平社員。福利厚生や賞与を考えると、派遣に切り替えた方が会社にとってメリットがある。そんな事はもちろん知っていたが、社長がその女に尻に敷かれる程ゾッコンだったのは知らなかった。


ある日の朝礼後、社長が手招きをしながらこっちを見ていた。嫌な予感は的中、社長は申し訳なさそうな顔で(もちろん演技で)オレに解雇通告をしてきた。「来月から来なくていいよ。今までお疲れ様」と。なんだこのクソブラックな会社。


先月は、同じライン作業だった三木さんがクビになった。三木さんはオレが唯一頼りにしていた先輩で、お昼もいつも一緒だったし、良く相談にも乗ってくれて本当にお世話になった。だから三木さんがクビになった時はとてもとても寂しかった。


でも三木さんはクビになって当然だと思う。三木さんは人としては良い人なんだけれど、仕事に集中出来ないというか、すぐにサボる癖がある。「お腹が痛い」なんて小学生のような理由で会社を休んだりするし、休憩が終わってもなかなか帰ってこない。


その会社の休憩は昼に1時間、15時から15分の休憩があるのだが、休憩室は別棟にある為に片道5分はかかる。なので3時休憩の場合は往復で10分、つまり休憩室で休憩する時間は5分しかないのだ。


しかし三木さんの休憩に対する概念は、休憩室に入ってから15分。なので行きに5分、そこから15分の休憩、そして帰りに5分、つまり実質25分の休憩を取っているのだ。しかも休憩から戻る時には必ずトイレに行く。そこで大なんてしようものなら、戻ってくるのは15時半を回る事もしばしば。


そうなると面白くないのは他の社員。なんであいつだけ休憩が長いのかと、いつも陰口を叩いていた。やがてその陰口は社長の耳にも伝わり、その件でいつも三木さんは社長に怒られていた。でも三木さんはそれでも休憩は自分時間だった。


解雇通知をされた帰り道、すっかり暮れた空を見上げながら歩いていると、またもや三木さんの事を思い出した。オレと三木さんは使用する駅が同じで、仕事が終わりロッカーで着替えていると「おーい! 駅まで一緒に帰ろうぜ!」と三木さんはいつも声をかけてくれた。


駅までの30分間、三木さんはいつも夢を語っていた。「今の仕事はあくまでも通過点で、単なる準備段階だ。オレは人々に夢を与える仕事に就きたいんだ。人々に夢を与える仕事ってのは素晴らしいぞ。だってオレみたいなダメ人間でも人々を幸せに出来るんだからな」と、三木さんは少年のように瞳を輝かせながら話してくれた。


小林辰夫、42歳。父さん、母さん、この街にもすっかり慣れました。ただひとつ慣れていないのは、まだこの年齢にもなって独身だという事です。でも元気です。でも、とても寂しいです。


職場まで“近かった”アパート。玄関のドアを開けても誰も出迎えてやくれない。オレを待っているのは敷きっぱなしの布団、出しそびれた生ゴミの袋、潰れた発泡酒の空き缶。そして孤独という名の静寂。


今日という日は愚痴のひとつでも言いたい気分だ。しかし愚痴すらこぼせる相手もいない。オレは匿名掲示板で愚痴でもこぼそうと、起動の遅いオンボロパソコンを立ち上げた。ピーガガガガガガ…カッカッ……。


このパソコンは立ち上がるまで数分かかる。こんな安定しない生活じゃ新しいパソコンを買う余裕もないし、パソコンを買うお金があるなら携帯電話の機種変更をしたい。でも機種変更に行くのも恥ずかしい。未だに液晶が緑色の古いタイプだからなぁ。きっと店員に笑われるんだろうなぁ。


ピピピピピ、ピッ、ピッ。


その時、年に数度しか鳴らない携帯電話が鳴った。相手は知らない番号だ。借金の返済は遅れてないし、家賃だってちゃんと支払っている。誰だ、オレに用事がある奴は。普通ならば怖くて出たくないのだが、この日は誰かと話したい気分で、恐れ恐れながらも通話ボタンを押してみた。「もしもし?」


「ああ、小林? ああ、オレだよオレ、三木」


着信の相手は三木さんだった。約1ヶ月ぶりのその声は忘れもしない声で、また今現在、最も求めていた声だった。その時にオレが返した言葉「お久し振りです!」は、きっともの凄いテンションだっただろう。三木さんもビックリしたに違いない。


「ああ、久し振り! お前、まだあの会社勤めてんの?」


流石、三木さん。もの凄いナイスタイミングで電話をかけてくる。いやナイスタイミングもそうだけれども、やっぱり三木さんは自分時間の持ち主だ。今が午前0時だというのも全く気にしていない。流石、三木さんだ。


オレは三木さんにあれからの出来事を全て話した。三木さんがクビになって、派遣会社からアルバイトがたくさん来た事、社長がそこの営業と愛人関係になった事、そしてオレら社員の居場所がなくなった事、そしてオレが今日クビになった事を。


「なんだ、お前プー(無職)なのか!? プーか!」


三木さんは素晴らしい夢を持っている反面、人の不幸が大好きな事をすっかり忘れていた。電話の向こうの三木さんはとても楽しそうに笑っている。周りに誰がいるのかわからないが、電話の向こうで「プーだって!」と仲間内で小馬鹿にしている声が聞こえる。


「おい、プー! お前する事ないならこっちで働け!」


その言葉は、少しふて腐れていたオレの心をストレートに貫いた。会社をクビになり、オレは明日すら見えなかった。正直、死んでやろうともした。しかしその言葉は、あたり一面に広がった暗闇に差し込んだ眩い閃光だったのだ。いや、三木さんの事だから懐中電灯の光くらいか。


「それはどんな仕事ですか?」


オレは精一杯の強がりで仕事内容を聞いた。いやオレだって未来を考えているのですよ、そんなに仕事には困ってないですよと、本当は嬉しくて弾む胸を抑えながら「まぁそんなに言うなら考えてはみますけど」的な対応をしてみた。こんな性格は自分でも大嫌い。


「ああ、人々に夢を与える仕事だよ!」


嬉しそうに言葉を発する三木さん。もちろんこの大不況で職場もない時代、オレは三木さんに甘えて世話になる事は決めていた。しかし心の奥底では三木さんに嫉妬していた。だって三木さんはいつも語っていた夢に辿りつけたのだから。


オレは不幸な人間だ。全世界の不幸を背負って生きているのかも知れない。勤めた会社はどこも倒産し、女の子とお付き合いした事もないし、何ひとつ幸せを感じた事もない。きっとオレはこの広い世界で、たったひとりで生きているんだ。


きっとオレの前世は名前もないような虫で、人間への輪廻転生を願って必死に働いていたのだろう。それを認めた神様が「仕方がない、そんなに人間になりたいならならせてあげる。その代わり、誰にも迷惑かけずにこっそりと生きていくんだよ」と同情に似た憐みで誕生させてくれたのだろう。


そんなオレでも、そんなオレでも誰かを幸せに出来るのかな。誰かをハッピーに出来るのかな。自分自身すら思いきり笑った事がないこのオレが、誰かに笑顔を届けられるのかな。でもそれが出来たのなら、それこそが“生きている”喜びではないか!


「三木さん! 是非働かせてください!」


オレはねじ曲がった性格から生まれた変なプライドも、夢を実現させた三木さんへのくだらない嫉妬もかなぐり捨て、電話越しに三木さんへ頭を下げた。すると三木さんは明日の時間と待ち合わせ場所を指定し「では明日!」と電話を切った。明日とは言ってもあと指定の時間まであと8時間後だ。


濡らしたティッシュのような雲、決して快晴とは呼べない朝9時の空の下。三木さんは15分遅れで待ち合わせ場所に現れた。やっぱり三木さんは自分時間、きっと待ち合わせだった9時に自宅を出たのだろう。流石、三木さん。少しも悪びれた様子はない。


「おはよう、プー! じゃあ行くか!」


三木さんはアメリカ映画に出てくるカウボーイのように親指を突き立てた。三木さんがオレを案内した場所は、テレビや雑誌でしか見た事のない場所だった。普通に生きていれば、オレみたいな人間は一生関わりのない場所だ。そして今気付いたのだが、オレのあだ名がいつの間にか“プー”になっている。だから今からプー(無職)じゃないじゃん。


初めての職場という事もあり、午前中は無我夢中であっという間だった。三木さんに付いていくだけで必死だった。それにしてもこの仕事は素晴らしい。人々がハッピーになっているのを実感する。こんなオレが人々をハッピーにしているのだ。これを素晴らしいと言わずに何を素晴らしいと呼ぶのか!


「じゃあ適当に昼飯食べて、次は13時にここ集合で」


いや初めての職場で適当に昼飯食べてと言われても、これほど困る指示もない。三木さんは道具だけ残し、どこに食堂があるのか教えてもくれずに消えて行った。でもまあ、緊張で腹も減ってないし、変に移動して道に迷ってもいけないし、オレはタバコを吸いながら13時まで待つ事にした。本音を言えば、初日くらい昼飯に誘って欲しかった。


そして13時。やはり三木さんはやって来ない。










件名:ミッキーさんまだですか? プーさんより

流石、三木さん。相変わらず自分時間。



[ 2009/07/10 01:28 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(5)

■信じたくないもの 


自分の目で見るまで信じない。


自分で感じるまで信じない。
自分で知るまで信じない。


自分で聞くまで信じない。
自分で確認するまで信じない。


人の言葉なんか全てまやかしで
きっと複雑な嘘で組み立てられているから


自分の手で触るまで信じない。
自分の足で調べるまで信じない。


自分で見つめた現実しか信じない。
自分で掴んだ真実しか信じない。


人の言葉なんか全て偽りで
いつも優しさと淡い夢で飾られているから


自分の目で見るまで信じない。
自分の目で見えるまで信じない。


だけど


だけどね








「お前のお父さんは立派だったよ」

それでもまだ信じない。


まだ信じたくない。



[ 2009/07/07 09:55 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(1)

■またいつか必ず出会える 


ずっとあなたが好きでした。
あなたの事を本当に本当に心から愛していました。


いろんな所に行ったよね。
いろんな物を食べたよね。


いろんな物を見つめたよね。
いろんな思い出ばかりだね。


観覧車 名画座 浮かんだ亀。
カレーライス 檸檬リキュール 流れる景色。 


あなたが好きだったピンクの小さい花。


あの時はあなたと一緒になれなかったけど
今度生まれ変わったら一緒になろう。


そう約束したのは100年前。
そう、僕たちは100年前に死んでしまったのです。


火葬場の煙突から流れた僕たちの煙は
原子となり、青く澄み切った空に雲を作りました。


そして雨が降り、僕たちの原子はまたこの地上に舞い落ちました。
輪廻転生、そうして生命は繰り返されるのです。


だから必ずまた出会えるのです。
またあなたに出会うまで僕はそれを繰り返すのです。


僕はあれから、牛として生まれ変わりました。
遠い異国の果ての牧場で生きていました。


残念ながら人間ではなかったけれど
それでもあなたに会えると信じて生きていました。


しかし牛に生まれて7年目の冬に
僕は人間に食べられて死んでしまいました。


そして骨から地面にこぼれた原子により
僕はアブラゼミとして生まれ変わりました。


それは僕にとって初めての羽でした。
これであなたの元まで飛んで行けると喜びました。


しかしアブラゼミに生まれて7日目の朝に
僕は子供に捕まって標本にされてしまいました。


でも僕は大丈夫です。
抜け殻として残った原子が、また僕を転生させてくれるのですから。


それを何度繰り返した事でしょう。
生きたり死んだり、死んだり生きたり。


いつもあなたの事ばかり思い出してしまいます。
でもあの日があるから生きていけるのです。


あなたに会いたい。いつかまた会いたい。
だからあなたに会うまで、僕は生きたり死んだり繰り返すのです。


それを何度繰り返したでしょうか。
ついにあなたを見つけたのです。


あなたは人間として生まれ変わり
あの頃と変わらない笑顔でとても可愛く。


あなたが大好きだったピンクの小さな花。
すっかり咲き乱れる季節になりました。


僕の事を覚えてくれているかな。
あの約束は覚えているかな。


抱きしめてキスをしてあげられないけど
この日があるから生きてこれたのです。






次こそは人間に

だからもう少し待っててね。
あの頃の僕として生まれ変わる日まで。



[ 2009/07/03 10:00 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(8)

■最後の晩餐 


あなた…どうしたのこんなお金……?


ああ、知り合いから審査がいらない所を紹介してもらってな。
そこで頭を下げて借りてきたんだよ。


そ、そんな…どうやって返すのよ……!?
仕事だってまだ見つかってないのに!!


ああ、いいんだ。もういいんだ。
もうオレは疲れたんだよ。


何を言ってるの…!?


お前だってもう疲れただろう?
全てはオレが悪いんだ。


電気や携帯も止められ、ポストには督促状の山。
闇金はお構いなしに取り立てに来るし。


本当にお前には迷惑をかけた。
そしてこいつらにもだ。


新しいゲームも買ってやれず、友達の話題に入れない。
これから成長期だってのに、ろくな食事も食べさせれずに。


だから今夜は贅沢をして貰いたいんだ。
このお金を使って。お前とこいつらに。


あ、あなた……。


そんな時化た顔してるんじゃないよ。
貧しいからって、心まで貧しくなったらお終いだ。


おーいお前ら!
今からレストランに行くぞ!!


え、レストラン!?
加奈子! お父さんがレストランに連れてってくれるんだって!!


お兄ちゃん、レストランってなあに?


ばーか! お前レストランも知らないの!?
ハンバーグとかエビフライが食べれる所だぞ!!


うわーい! 加奈子エビフライが食べたい!!
お父さん! 加奈子エビフライを食べてもいいの!?


当たり前だぞ! 加奈子が好きなものを食べていいんだぞ!!
ケーキだってプリンだって食べてもいいぞ!!


やったー! じゃあ僕はお子様ランチが食べたい!!
あ、ハンバーグもケーキもプリンも全部食べたい!!


いいぞ! 好きなものは何でも注文していいんだぞ!!
帰りにはおもちゃも買ってやるからな!!


いえーい! じゃあ僕はDSが欲しい!!
じゃあ加奈子はクマさんのぬいぐるみが欲しい!!


ああ、買ってやるよ!
お前ら、お父さんとお母さん大好きか?


うん、僕はもちろん大好きー!!
加奈子もお父さんとお母さん大好きー!!


そっかそっか! じゃあレストランに行くぞ!!
お前も早く綺麗に化粧するんだ!!


お母さん! 早く化粧してよー!!
やったやったエビフライ! エビフライ!!



************************



うわー! 綺麗なお部屋!!


凄いだろ! 王子様とかお姫様になった気分だろ!!
ほら、ベッドもこんなにフワフワだぞー!!


本当だ! ベッドがトランポリンみたいにフワフワだ!!
お風呂もこんなに広いし、テレビもこんなにおっきい!!


今日はね、みんなでここにお泊りするんだぞ!!


やったー! 僕は朝までDSするぞー!!
加奈子はね、クマさんと抱っこして寝る!!


うんうん、それにしてもお腹がいっぱいだ。
あんなに美味しいステーキは初めてだったな。


ええ、あのワインも美味しかったわね。
私とあなたが知り合った年と同じ年代のワインだったわね。


僕もお子様ランチ美味しかったー!!
プリンなんて2個も食べちゃったもんねー!!


加奈子のエビフライも美味しかったもん!!
加奈子の顔くらいのおっきかったもんね!!


うんうん、おっきかったね。


僕、いっぱい勉強頑張るから、またレストラン行きたい!!
加奈子もお手伝いするから、加奈子も! 加奈子も!!


あ、ああ……。
またみんなでレストラン行こうな……!!


わーい!!



************************



あなた、2人ともぐっすり寝ちゃって。
今日はとっても楽しかったんでしょうね。


ああ、こいつなんてゲームの途中で寝てしまってさ。
加奈子もぬいぐるみをしっかり抱きしめて寝てるよ。


あなた、今日は本当にありがとうね。


何を言ってるんだ。
お前にはいつも迷惑をかけているからな。


あなた、愛してるわ。


どうしたんだよ急に。
ワインでも飲み過ぎたんじゃないのか?


ううん、私はあなたを愛しているのよ。
あなたと過ごせて本当に幸せだったわ。


お、お前……全てわかっていたのか?


ええ、だってあなたを愛しているもの。
私はもう覚悟は出来ているわ。


でも私には出来ない。
だからあなたに、あなたに殺して欲しいの。


そして、最後にひとつだけわがままを言わせて。
どうか、どうか私から殺してください。


あの子達が苦しむ姿は見たくないの。
それは私にとって、死よりも苦しいものだから。


だからお願い、私から殺してちょうだい。


そしてあの子達が寂しがるから
重たいかも知れないけど、私達を並べてちょうだいね。


いつまでも一緒に居られるよう、手を繋いでね。


ああ……。



************************



男は持参していたナイフで、女の胸をひと思いに刺した。


女は男を抱き締めるように崩れ落ちたが
その表情はこれから死ぬ者のそれではなかった。


男は溢れる涙を拭きもせず、ベッドルームへと向かった。
その両手には、息を引き取った女を抱えて。


キングサイズの高級ベッド。
白いシーツがゆっくりと深紅に染まる。


横には小さないびきを立てて眠る子供達。
きっと楽しかった今日を夢に見ているのだろう。


エアコンは動いているが、まだまだ暑い夏の夜。
子供達は布団を蹴り落として眠っている。


男は子供達を頭から全て包むように布団を掛けた。
顔を見てしまうと、精神が更に壊れそうで怖かった。


そして男は十字を切り、息子に掛けられた布団の綿ごしにナイフを刺した。
柔らかな感触の先に、別の柔らかさを持った嫌な感触を感じた。


ナイフを引き抜くと、飛び出た綿が真っ赤に染まる。
男は泣きながら、ゲーム機の電源をそっとオフにした。


そして男は、同じように娘にナイフを刺した。



************************



昨夜、南区のホテルで一家4人の遺体が発見されました。


遺体には刃物で刺された傷跡があり
警察では借金を苦にした無理心中として捜査を行なっています。


元警視庁の谷川さん、この事件をどのように思われますか?


ええ、不況で職を失った方も多いですからねぇ。
現代社会が起こした悲しい事件かも知れませんねぇ。


そうですね、悲しい事件ですね。
さっ、次はメジャーの結果ですが、イチロー選手がやってくれました!



************************



一家心中が、家族にとって幸せだったのかどうなのか
それは誰にもわからない。


ただひとつ言える事は、貧しくともその家族は幸せだったのだろう。
結末はどうあれ、その家族は幸せに暮らしていたのだろう。






「工場だ」とか「火葬場で煙は出ない」とかそんな野暮な話は抜きで


あの日、火葬場から流れる煙は、そんな何かを伝えていた。



[ 2009/06/29 00:54 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(8)

▼サクラ 


冷たい雨が降る繁華街、安物のビニール傘を差し、御幸通りをひとり歩いていた。
時計の針は綺麗に並んで、仲良く真上を向いていた。


灰色のアスファルトに跳ね返る雨の雫を眺めて歩くと、道の隅には子猫の死骸。


鉄の塊に跳ねられたのだろうか、皮膚を突き破って血や臓器が飛び出している。
そしてすれ違う人々は子猫を避けるように歩く。


オレは給料を叩いて買ったコートを脱ぎ、雨で冷え切った子猫を包んだ。
一瞬、子猫の表情が安堵に満ちた気がした。


温かい命を授かり生を受けて、一生懸命に生きたが、死に場所は冷たいアスファルトの上。
この雨は天が流した涙なのか、それとも現代社会のレクイエムなのか。


誰にも看取られず、誰にも知られることなく死んでいく。
これを悲しいと言わずに、何を悲しいと言うのか。


オレは安物の傘を放り投げ、ひたすら子猫を抱きしめた。
降りかかる雨の冷たさも、傍観する人々の視線の冷たさも感じないほどに。


大丈夫、オレがここにいるから………。


オレは子猫を抱き締めて、美しい桜が咲くことで有名な公園に向かった。
そして、その中でも一番大きな桜の木の下に子猫を埋めた。


また春になれば、この公園には桜が咲き誇る。
そしてたくさんの人々が公園を訪れる。一番大きな桜の木は、この公園の看板桜。


春になればたくさんの人々と一緒だ。もうこれで寂しくはないよ。
だからもうお前はひとりじゃない。


だからお前も安心して土に返り、この大きな桜の木を、お前の命で立派に咲かせておくれ。
どれにも負けない綺麗な花を咲かせておくれ。


それがお前が生きた証明だよ。


いつか、この公園がピンクに染まった時には、あの子を連れてお前を眺めに行くよ。
その時はとっておきの酒を持って行くから、二人と一匹で乾杯をしよう。


実はオレ、その時、彼女にプロポーズをするつもりなんだ。
少し照れくさいけど、その時は仲人になってくれないか。


オレはカッコいい事を書いて、今まで更新しなかった事を蔑ろにしたいわけじゃないんだ。
謝罪も説明もせず、自然な流れで再開しようとしているわけじゃないんだ。


画像を探すのがめんどくさくなったわけでもない。
オレはただ、ただ事実を書いているだけなんだ。


みんなにも知って欲しくて。
この世に悲しく死んだ子猫がいた事を知って欲しくて………。




よし!



[ 2009/06/22 08:33 ] ▼日記 | トラックバック(-) | CM(28)

■運命の出会い 


出会いは1通のメールだった。

もしも、そのメールを送らなければ、僕とキミは出会っていなかっただろう。でも、そのメールを送った時には、僕とキミが出会う事なんて夢にも思っていなかったよね。

大した用事もなく、ただ何気に送った1通のメール。たった数文字の他愛もないメール。そのメールで僕はキミを知り、そのメールでキミは僕を知ったんだ。

生まれた場所も育った場所も違う2人、あのメールを送らなければ、こうして一緒に笑う事もなかったと思う。こんなに大きな地球、こんなに広い空の下、巡り合えたのは運命なのかもね。

この世界には何十億、何百億という数の生命体がいる。でも、そのほとんどに会った事はない。今まで出会った数はその1割にも達していないだろう。それで運命と呼ぶのは大袈裟かも知れないけど、それでもキミといると本当に幸せ。

僕はキミの過去を知らないし、キミは僕の過去を知らない。だけどそんな事はどうでもいい。今から作り上げるこれからが僕の知るキミで、キミの知る僕になるんだ。

僕がミクシィをやってなかったら、キミは足跡をつける事もなかっただろう。キミが足跡をつけなかったら、僕はメールを送る事もなかっただろう。ひとつひとつの偶然が積み重なる、そうして出会った事は必然。出会いとは何と素晴らしい事なんだろうね。

今となると少し照れくさいけど、あのメールのおかげで今日の2人があるんだ。キミは今でもあのメールの内容を覚えているかい。



「首が長い動物コミュを作りました」








「あそこに亀がおる」「どこどこ?」

これからも首長く末長く仲良くしてね。



[ 2008/10/31 02:47 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(2)

■みんなでお買い物 


ねえねえお母さーん

ねえ、1回だけガチャガチャしてもいい?


ダーメ。


じゃあ、見るだけだったらいい?



[ 2008/10/09 23:53 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(1)

■その後の桃太郎 


鬼を退治した桃太郎は、この世の平和を取り戻しました。やがて空を覆っていた不気味な黒い雲は自然と消え、辺り一面に眩いばかりの明るい陽射しが降り注がれました。人々はその光によって、この世を支配していた鬼の消滅を知り、村は歓喜の声と笑顔で包まれたのです。

轟音と共に海の藻屑と沈みゆく鬼ヶ島を尻目に、桃太郎は家来と共に生家へと急ぎました。鬼との激闘で刻まれた傷はあまりにも深く、桃太郎は自分の死期がすぐそこまで近付いている事を悟っていたのです。それでも桃太郎が全身を襲う強い痛みに耐えつつも歩を進めるのは、如何なる事があっても両親の元へと帰る理由があったからなのです。

桃太郎は、川の上流にある小さな農村で生まれました。その地域は土壌と気候に恵まれており、季節ごとに様々な果実や野菜が育ちました。住民は収穫した果実や野菜を、五里離れた隣町まで荷馬車で運び、それを市場で販売して生活の糧としていました。

桃太郎の両親は、決して裕福とは言えない暮らしをしていましたが、それでも幸せでした。貧相な食事も、毎日の重労働も、軋むような身体の痛みも、全て吹き飛ばしてくれる希望が二人にはあったのです。それは二人が一緒に暮らし始めて五回目の秋に授かった、お腹の中の新しい生命でした。

二人は不妊に悩まされていました。生活の苦しさから朝から晩まで共働きの日々で、心身ともに滅入っていた事も原因なのかも知れません。このまま子宝には恵まれないのかと一時は諦めかけていたのですが、ある日二人に不思議な事が起こりました。

その日はとても暑く、寝苦しい夜でした。二人は同じ夢を見たのです。見渡す限り何もない広い平野、雷雨と共に天の裂け目から現れた黄金の龍。その姿はとても神々しく、身体全体から強い光を放っていました。そしてその黄金の龍は断末魔のような叫び声で鳴き叫び、二人に対し「エラバレシ者ヨ 今コソ誕生サセヨ」と告げた後、再び天の裂け目に戻って行く夢でした。その翌日、彼女に妊娠が発覚しました。

この生命は二人にとって、枯れ果てた大地に落ちてきた一滴の雫でした。その日から二人は今まで以上に仕事に精を出し、私利私欲は一切捨て、これから誕生する新しい生命の為に貯金を始めたのです。この子にだけは苦しい思いをさせたくない一心で、どんな困難も乗り越えてきたのです。

そして六度目の夏を迎えた頃、母親に陣痛が始まりました。父親も今日だけは畑仕事を休み、出産準備に必要な熱い湯を沸かす為、川へと水を汲みに行きました。黒い雲に包まれた空を見た父親は、半刻先には天気が崩れると予想し、急ぎ足で川へと向かいました。しかしその雲が雨雲では無いと知ったのは、両手に抱えた桶に水を汲み終えた時でした。

農村の方角に異様な気配を感じた父親は、桶をその場に捨て、全速力で村へと戻りました。嫌な予感は的中し、そこで見たのは現実とは思えない悲惨な光景でした。。村は炎に包まれ、逃げ惑う村人達、至る所に転がる息絶えた人々。先程まで平和だった農村は、頭に角が生えた赤い魔物に襲われていたのでした。

父親は一心不乱に自宅の小屋へと走り出しました。あの小屋には命よりも大事な二つの命が待っているのです。父親が必死の思いで小屋へ入ると、すでに元気な男の子が産まれていました。しかし幸せに浸る時間はありません。赤ん坊の泣き声を察した魔物達が小屋を襲撃してきたのです。

愛する妻と泣き叫ぶ赤ん坊を裏口から逃がした後、通常は使い慣れた農具である鍬を武器とし、父親は身体を張って魔物に立ち向かいました。その足は震えていましたが、妻と赤ん坊が逃げ切る時間を稼ぐ為に、身を挺して戦い続けたのです。しかし多勢に無勢、魔物は父親の腹部を切り裂き、血と共に飛び出た内臓を喰らい出しました。

あまりの痛みに出血で薄れ行く意識の中、父親の視界には果樹園の奥へと消えて行く妻の姿が映りました。その瞬間、安堵感から緊張が途切れ、新しい生命をその手に抱く事なく、父親はゆっくりと息絶えたのでした。

一方、母親は木綿で包まれた赤ん坊を抱きながら、果樹園の茂みの中へと身を潜めました。赤ん坊の口を押さえ、息を殺すようにその場で丸く座り込む事しか出来ませんでした。全ては夢であって欲しいと何度も何度も頬をつねりましたが、残念な事に頬は痛く、それでもそれでも頬をつねり続けました。赤ん坊の口を押さえていた手も外し、両方の手で頬の肉が千切れる程、ただ夢中でつまみ続けました。

その時、口から枷が外れた赤ん坊が泣き声を漏らしたのです。その泣き声に魔物は反応し、金棒を振り回しながらこちらに向かって来ます。母親はその場から逃げようとしましたが、恐怖と出産の疲れから足が動きません。母親は絶望に暮れながらも、この子だけでも助ける術を探していた時、背後から川の流れる音が聞こえました。

母親は最後の力を振り絞り、赤ん坊をしっかりと抱き、這いながら川へと向かいました。もう母親に理性や判断力は残っていなかったのでしょう。母親は川沿いに生っていた大きな桃の木から一番大きな桃の実を千切り、身の部分をくり抜いて、その中に赤ん坊を隠しました。そして誰かが拾ってくれるよう願いを託し、麓へと流れる川へとその桃を流した後、魔物に襲われ息を引き取りました。しかし不思議な事に、二人共、その亡骸の表情は微笑んでいました。

川の下流には老夫婦が住んでいました。老爺が山へ日課の芝刈りへと行き、老婆は川へ洗濯に行きました。すると川の上流から、見た事もない大きな桃が流れて来ました。老婆は珍しさからそれを拾い上げると、洗濯も途中に小屋へ持ち帰り、夕時に老爺と食べてみる事にしました。

芝刈りから帰って来た老爺がそれを割ってみると、中からは元気な男の子が現われました。老夫婦は驚きました。昨夜夢に見た“黄金の龍”が残した「エラバレシ者ヨ 懸命ニ育テヨ」との言葉が現実になって目の前に形となって現れたのです。

老夫婦はその赤ん坊に“桃太郎”と名付け、まるで我が子のように大事に大事に育てました。老爺は昔取った杵柄の剣道を教え、老婆は全ての愛を桃太郎に注ぎました。そしてそれに応えるが如く、桃太郎は立派に成長しました。

桃太郎は痛む身体を引きずりつつ、旅立ちを決めた土地へと辿り着きました。ここで二匹と一羽の家来ともお別れです。桃太郎は腰に付けた麻袋に残った三個の黍団子をそれぞれに渡しました。黍団子を受け取った家来達は驚く事に、犬は黄麟、猿は白虎、キジは朱雀と姿を変え、眩い光を放ちながら空に開いた穴へと消えました。そして開いた穴が閉じる瞬間、その穴から小さな種が桃太郎の手に落ちて来ました。

共に戦った家来と別れを告げた桃太郎は、手にした種を腰の麻袋に入れ、一路両親の元へ向かいました。やっとの思いで生家へと辿り着いた桃太郎の身体は、既に深刻な状況でした。しかしそんな桃太郎を支え続けた原動力は、両親への感謝の気持ちだったのです。今まで育ててくれた両親に感謝の気持ちを伝えるまでは、決して死ねないと心に決めていたのです。感謝の気持ちを伝える事が、鬼ヶ島から生きて帰る理由だったのです。

久し振りに見た桃太郎の姿を見て、老夫婦は愕然としました。身体中の至る所から流れる大量の出血、ぶら下がる肉片、折れて飛び出た骨、桃太郎は立っているのも不思議な程の重症だったのです。老夫婦はただ流れる涙を拭きもせず、その場に立ち尽くすしかありませんでした。

桃太郎は老夫婦に感謝の気持ちを伝えると、足元からその場に崩れ落ちました。慌てて老夫婦が抱きかかえるのですが、桃太郎の瞳は虚ろで、体温も急激に下がっているのがわかりました。唇も微かに動いているのですが、声にならない声で何を伝えようとしているのか聞こえません。

桃太郎は最後の力を振り絞り、腰の麻袋から一粒の種を取り出し、老夫婦に渡しました。そして大きな愛に包まれながら、桃太郎は生涯を終えたのです。その表情は幸せそうに微笑んでいました。

老夫婦はありったけの声で泣き叫びました。その瞳から落ちた涙が桃太郎の頬に落ちた瞬間、桃太郎は身体から光を発し、その姿を黄金の龍に変え、高々と大空に浮かび上がりました。黄金の龍は老夫婦を見つめ、少し寂しげな表情をした後、天の彼方へと飛び去って行きました。老夫婦は最後までそれを見つめていました。

その夜、老夫婦はまた黄金の龍の夢を見ました。「この世には平和を取り戻した。しかしまたいつ鬼が現れ、この世界を暗黒の世界にするかはわからない。その為にも、その手の中にある種を庭先に植えて、毎日水を与えて欲しい。すると再び鬼が現れた時に、その種はきっと救世主となるであろう」と黄金の龍が告げた夢だったのです。

老夫婦は翌朝、黄金の龍のお告げの通り、桃太郎に渡された種を庭先に植えました。そして毎日毎日、欠かす事なく水と愛情を与え続けたのです。その種も冬には芽が出て、春には手のひら程の大きさまで育ちました。

そして夏の足音が聞こえて来た頃、その種も立派な結球状の野菜“玉菜”のような姿に成長し、収穫の時期を迎えました。老夫婦は半年間、この日をずっと楽しみにしていました。老夫婦は丁寧に外葉を一枚ずつ捲り、桃太郎を思い出しつつ、新たな生命の誕生に胸を躍らせました。

おかえり、桃太郎。

いや、こんにちは玉菜太郎。







ばぶー

老夫婦は恐怖で逃げ出しました。

玉菜太郎は「うわ、あいつら鬼やん」と愚痴りましたとさ。めでたしめでたし。



[ 2008/10/03 06:09 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(16)

■死はそこまで近付いている 


もう死んでしまうんだろうな。

本当に走馬灯って見えるんだな。
今までの楽しかった記憶ばかり思い出してしまう。

お前と出会ったのは、神社の縁日だったっけ。
そこでオレはお前に一目惚れしちゃったんだよな。

浴衣姿のお前はとても綺麗で
オレはまんまとその姿に釣られちゃったってわけさ。

それからお前との同棲生活が始まり
ずっとその幸せが続くと思っていた。

でもオレの命はあと僅か。
出来ることならば、お前に抱かれて逝きたかった。

ああ、だんだんと苦しくなってきた。

死ぬってのは不思議なもんだな。
昔はあんなに死にたいと思っていたのに。

いざこうして死と直面すると
命の大切さを感じるものなんだな。

死にたくないよ。
死にたくないよ。

愛するお前よ、心から本当に愛していた。

お前より先に死んでしまうけれど
お前はオレの事をすぐに忘れてくれ。

オレが死んでも悲しんではいけない。
過去は忘れて未来に希望を見つけるんだ。

オレの代わりになる奴をすぐに見つけろ。
そしてオレを忘れて、お前だけは幸せに生きろ。

オレはお前と出会えて本当に幸せでした。
あの神社の縁日で巡り合えた事は運命だと思っている。

そろそろお別れの時間だ。
死にたくないが、これも運命だ。

さようなら。


ギョ!(魚だけに)




[ 2008/09/12 05:27 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(3)

▼ありがとう4周年 


このブログを初めて、早4年が経過しました。いや、経過していました。さっき気付きました。4年前は27歳ですよ。まだ女性の身体も知らないお年頃ですよ。それがもう31歳ですよ。4年間もこんな事ばかり書いているんですよ。そろそろ潮時ですかね。

今日こそは更新しようかと、海外サイトで画像を探していたんですが、運悪くグロ画像を見て憂鬱な気分になってしまったので、ブラウザを閉じてしまいました。そんな理由で画像を探すのを断念しちゃったので、この日記は画像なし、笑いなし、涙なし、ろくでなしでお届けしたいと思います。

まだ暑い日が続きますね。日中はセミがミンミン鳴いています。あいつらは7日の命なので、自分の存在を伝えるのに必死なのでしょう。その点は人間と一緒ですね。人間なんて70年も命があるくせに、我よ我よと必死になっております。セミをうるさいと言う人は、セミのような人です。もちろん僕もそのひとりです。

みなさんはセミを食べた事がありますか。僕はあります。小学生の頃はセミをおやつ代わりに食べていました。おすすめはクマゼミなのですが、まずクマゼミを捕獲し羽をむしります。そして胴体の部分を割ると、筋肉と思うのですが栗のような部分が出てきます。それを取り出して食べるのです。ちなみにアブラゼミは美味しくない。

今考えると残酷な事をしていましたが、当時はそれが当たり前でした。線路の向こう側にたくさん生っている野イチゴやイチジクがデザートで、咲いている花を千切って吸えば天然のジュースでした。雑草すらマヨネーズをかけて食べていました。

当時の僕はマヨネーズが大好きで、サラダにはもちろんマヨネーズでした。マヨネーズが美味しいばっかりに、キューピーが美味しいマヨネーズを製造するばっかりに、野菜も雑草も一緒じゃん的な錯覚に陥ってしまってました。どっちも緑だし。

それが原因で僕は腹痛となり、嘔吐、下痢、勃起、夢精、洗濯と大変な目に遭いました。僕の野菜嫌いはそのトラウマによるものです。ついでにかた焼きそばはお菓子みたいで嫌いです。あと「昨日2時間しか寝てねー」とか寝てない自慢する奴も嫌いです。

今日、会社のそばの公園を通った時、子供たちが携帯型ゲームをしながらお菓子を食べてました。わざわざ公園に来てまでゲームをしなくてもいいだろうと。子供なら走って遊べよと。意味なく走って無駄に疲れろよと。のぼり棒で何かに目覚めろよと。

そして欧米のお菓子なぞ喰いおって。セミ喰えよと。わざわざ欧米のお菓子を買わなくとも、お前らの頭上にセミがいるじゃないかと。お前らの真上の木にお菓子が止まっているじゃないかよと。ある意味お菓子の木ですよ、グリムの世界ですよ。とてもロマンティックじゃないか。

僕の時代にはビックリマンというシールが流行していました。1ヶ30円でウエハースに挟まれたチョコに1枚だけシールがついているのです。僕らの目当てはそのシールで、社会的現象にもなりました。同時に問題になったのが、シールだけ取ってチョコを捨てるという行為が多発した事です。

僕もそのタイプで、現場を先生に見つかりやかましく怒られたのですが、セミだけは残さず食べていました。チョコは捨ててもセミだけは残さず食べていました。僕の中ではセミ>チョコだったのです。

そしてその事を懐かしく思い、久し振りにセミを食べてみようと、ちょうど頭の上で鳴いていたセミを両手で捕獲した時です。僕は知りました。グロい。セミグロい。

よく見ると目ん玉は半分飛び出したような顔してるし、羽あるし、固いし、茶色いし、昆虫だし、セミだし。僕は気持ち悪くなってその手を開き、青い空へ逃がしてしまいました。

僕は年を取ってしまったのでしょう。若さとは恐ろしいものです。あんなに美味しく頂いていたセミを拒絶してしまったのですから。まさかセミがこんなにグロいとは思いもしなかった。あんなものはタルタルソースでもかけないと食べられない。

でも不思議なものです。若かりし頃に好きだったものをグロく感じるのは当たり前だと思います。それだけ大人になったという事なのでしょうから。でも、逆に若かりし頃にグロかったものを、大人になると平気になるパターンが存在します。

少年は女性の秘部を知りません。ビデオに映し出されるそれはモザイクにより処理され、また雑誌に掲載されたそれは黒塗りされています。なので少年は夢で女性の全裸を見ても、股間にはモザイク処理されているのです。僕の場合は、夢の中での女性の股間は太陽のようなあのマークでした。そこだけ手書きでした。

そして中学に入り、親友の三浦くんの家で見た裏ビデオ。三浦くんの父親は自由業の方で、押入れには大量の裏ビデオを隠していました。それを三浦くんが見つけてしまい、一緒に観賞会を行なったというわけなのです。

ブラウン管に映し出されたそれは、もうそれはショッキングな中年のそれで、思い出すだけでも、いや思い出したくもありません。あれはそう、悪魔でした。黒い悪魔か何かでした。

そのビデオはアブノーマルな内容で、一升瓶の口に1円玉を10枚重ね、その上に跨り、挿入し、手を使わずに筋力だけで1円玉を1枚ずつ出すという内容でした。もう三浦くんの立場なし。しかも衝撃だったのは、1円玉が8枚しか出てこないのです。2円は悪魔に飲み込まれてしまったのです。

それもトラウマになりましたよ。コンビニで買い物して、会計が924円だったりするじゃないですか。まず千円札を出して、細かいのを出すじゃないですか。でもそんな時に限って小銭がなかったりするんですよね。

でも最近のコンビニって、レジの横に1円玉が用意されてて「4円までご自由にお使いください」なんて書いてあるんですよ。僕が買い物してるコンビニはいつもそうして1円玉が用意されているんですね。財布が小銭だらけになるのが嫌いな僕は重宝させて貰っているんですよ。

けれど全てのコンビニに用意されているわけではありません。そんな時、小銭が22円しかなかった場合、しかもレジの店員がおばちゃんだった場合。もう恐怖ですよ、もしもこのおばちゃんがあのビデオの女優で「この2円をお使い、あんっ、お使いください…」なんて股間から2円を取り出したらと思うと…。

やっぱり僕も大人になりました。野菜嫌いは次第に克服しようと努力してますし、女性の秘部のトラウマからは勝手に開放されました。むしろ積極的にレロレロ、いや大好物になりました。現在の僕が抱えているトラウマは1円玉のトラウマだけです。もう何を書いてるかわからなくなったので、画像でも探しに行ってきます。これからも宜しくお願いします。一生一緒にWikipedia♪



[ 2008/09/09 02:37 ] ▼日記 | トラックバック(-) | CM(15)

■それでもオレはタバコを吸いたいんだ 


オレが死んだら、線香の代わりにタバコをあげてください。

それでもオレはタバコを吸いたいんだ。

それを中毒と呼ぶなら呼べばいいし、軽蔑するならすればいい。それでもオレはタバコが吸いたいんだ。あなたの心が誰かを求めているように、オレの心がタバコを求めているだけなのだ。

タバコが身体に悪い事は知っているし、もちろん他人に危害を加える事だって知っている。自身の健康管理は自己責任、人に迷惑を掛けないように楽しみましょう。それでいいじゃないか。

世の中にはマナーとルールを守って喫煙している人もいるんだよ。ヘビースモーカーのオレが代表を務める会社だって、社内ではきちんと分煙しているし、禁煙の場所ではタバコは吸わない。今やパチンコ屋でも、左右両隣の人が火をつけるまでタバコは我慢する事にした。

ただでさえ、タバコを吸いにくい世の中になっているんだ。全席禁煙の居酒屋だって存在するし、タバコを吸っているという事実だけで冷たい目線で見られている。でもそれは喫煙している人間に与えられた試練だとして、正面から受け止めているんだ。

それでもオレはタバコを吸いたいんだ。だから綺麗な吸い方をする。あなたの大嫌いな喫煙者の中には、正しく嗜んでいる人もいる事を覚えていて欲しい。国で定められた物を、定められた吸い方で楽しんでいるだけ。それでもあなたが軽蔑するなら、オレはあなたを軽蔑する。

一部の喫煙者はそれだけ気を遣っているんだ。あなたの為に。だからタバコを吸わないあなたは、あなたの為にオレ達を避けて欲しい。正しい喫煙を行なっている人に近付くのは、あなたの自己責任。自分の健康は自分で守ろう。交通量の多い車道を堂々と歩くか。ライオンが潜むサバンナを堂々と歩くか。スラムを全裸で堂々と歩くか。

オレはタバコが大好きだ。しかしタバコが大嫌いだ。換気していない喫煙室では吐き気がするし、マナーを守らない喫煙者には苛立ってしまう。タバコを愛しているオレでもそれなのだから、タバコを吸わないあなたの気持ちは痛いほどわかる。

しかし現在の“喫煙者=悪”の風情には嫌気がする。猟奇殺人者がアニメを好きだったからといって、アニメ好きが全て犯罪者か。ゲームオタクが人を殺したからといって、ゲームオタク全てが殺人予備軍なのか。犯人は塗装業だからといって、塗装業は立派な職業ではないのか。

あなたがしている事はつまらない差別だ。この世からタバコが無くなっても、次のスケープゴートを探すに過ぎないのだ。あなたがタバコの煙なのではないか。それによって害を受けている人もいるはずだ。

タバコが悪いなら、排気ガスはどうなる? じゃあ車も禁止にしろよ! なんて言うつもりは更々ない。この世にある全てのものに無駄なものなんて何も無いんだ。少なくとも誰かの役には立っているんだ。それが偶然あなたにとって気に入らないものだっただけ。

もっと喫煙者はマナーを守るべきだ。喫煙は免許制度にするべきだ。正しい喫煙者が喫煙しやすい世の中にする為なら、どんどん値上げしてもらっても構わない。喫煙しにくい世の中になったのは、喫煙者のせいである事をもっと理解しなきゃいけない。

この世からタバコが禁止されたら、もう吸うものは乳首とポコチンしかないんだから。オレはポコチンよりもニコチンが吸いたいんだ。



[ 2008/08/12 09:29 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(9)

■ダイヤモンドをキミにあげる 


オレの拳は、誰かを傷つける為にあるわけじゃない。
キミを守る為に、この拳は存在しているんだ。


オレの足は、何かを蹴る為にあるわけじゃない。
キミをどこかに連れて行く為に、この足は存在しているんだ。


オレの眼は、誰かを睨む為にあるわけじゃない。
キミを見つめる為に、この眼は存在しているんだ。


この口は、誰かを罵倒する為にあるわけじゃない。
キミに愛を伝える為に、この口は存在しているんだ。


この牙は、誰かを痛める為にあるわけじゃない。
キミの大好きな花を届ける為に、この牙は存在しているんだ。


今日はキミの誕生日、キミの大好きな花をあげる。
ダイヤモンドよりも綺麗な花を、ダイヤモンドよりも大事なキミにあげる。


日に焼けた黒い肌は、汗まみれになったけれども
長い距離を歩いて、足はガクガクになったけれども


あともう少しでキミに逢える。
あともう少しでキミの笑顔に逢える。


この花の花言葉は“永遠”
いつまでもキミのそばに居れますように、そう願って。


あともう少しでキミに逢える。
あともう少しでキミの笑顔に






「捕まえた!」

「あ、クワガタ見っけ!」

「黒いダイヤモンドだし、高く売れるんじゃね!?」



[ 2008/08/06 10:20 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(3)

■We Are The Champions 


いえーい!

この世に生まれた時点で、オレ達は勝ち組だし。
この世に生まれただけで、オレ達は勝者だし。


人に生まれたら、友達が出来るし。
人に生まれたら、恋だって出来るし。
人に生まれたら、何だって出来るし。


人に生まれたから、悩む事も出来るし。
人に生まれたから、挫折も出来るし。
人に生まれたから、何だって出来るし。


人だからこそ、笑う事も出来るし。
人だからこそ、涙もこぼれるし。
人だからこそ、何だって出来るし。


人に生まれたから、見守られて死ねるし。
人に生まれたから、誰かの為に死ねるし。
人に生まれたから、喜んで死ねるし。


牛に生まれたら、残さず食べられるし。
蝉に生まれたら、七日の命だし。
鉄に生まれたら、すぐに錆びるし。


板に生まれたら、釘を打たれるし。
布に生まれたら、最後は雑巾になるし。
鰻に生まれたら、偽装されるし。


人に生まれたから、夏は暑いし。
人に生まれたから、冬は寒いし。
人に生まれたから、季節を感じるし。


人だからこそ、あなたと会えたし。
人だからこそ、一緒にいれるし。
人だからこそ、生きて行けるし。


人に生まれたから、ガッツポーズ。
人に生まれたから、怖いものなし。
人に生まれたから、勝ったも同然。



[ 2008/07/31 01:51 ] ■画像 | トラックバック(-) | CM(15)