友達と閑古鳥が鳴く古びた雑貨屋に入った。
店内は薄暗く、レジスターの前には齢70を超えるであろう老婆がいた。
「僕たち、面白いもんがあるで」
老婆は無造作に置かれた棚の奥から、埃まみれの小さな瓶を取り出した。
コルクで蓋をされた青いガラスの小さな瓶。
見たことも無い外国語で書かれたラベルには、不気味なガイコツマーク。
「これはな、透明人間になれる薬なんやで」
僕らは思わず顔を見合わせた。マンガで見た透明人間になる薬。
思いっきり怪しいが、興味があるのは事実。好奇心旺盛な15歳。
決して視線を合わさない老婆が、怪しさを倍増させる。
「今なら、特別に3億円でええで」
どうするよ、透明人間になれる薬だって。
怪しいって、絶対怪しいってば。
でも透明人間になれたら、やりたい放題だぜ。
こんなのウソだよ、瓶の中身は絶対にユンケルだってば。
オレ昨日髪切ったばっかりなのに損した。
「しかも、税込みやで」
僕らはお小遣いを出し合って3億円払った。
「あ、洋服は透明にならないから気を付けるんやで」
外は雨が降っていた。空は真っ黒で悪魔が降りて来そうな天気だ。
洋服は透明にならないんだったな、恥ずかしいから飲んだ後に脱ごう。
すでにすっぽんぽんになっていた奴が、照れながら慌てて洋服を着た。
さぁ飲むぞ。
おお、消えた。てか、雨さむっ。
透明人間になっても地面の石ころは痛いし、雨は冷たかった。
靴だけを履いた透明人間。靴下は履かない。だって僕たちは石田純一世代。
さぁ、さっそくあんな事やこんな事やっちまおうぜ。

って影は消えてないやーん。
しかも雨で股間がモザイクみたいになっとるやーん。
顔もモザイク処理されとるやーん。
お前だけ乳首もモザイク処理されとるやーん。
すっぽんぽんより、モザイク有りの方が興奮するね!
ランキングが125位(笑) 我ながらザコ(笑)
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